【メルマガ独自解説】
 編集の仕事を始めて30年ほどになります。それなりに長く携わっていると、雑誌やウェブ向けに記事を書くだけでなく、さまざまな仕事にも巡り合います。
 単行本の制作はその1つです。2021年12月27日・2022年1月3日号の第2特集「経営の『教科書』を持つ会社はなぜ強いのか?」に登場いただいた企業のうち、星野リゾートについてはこれまでライターとして『星野リゾートの教科書』で「同社の経営にどう経営学の教科書を生かしているのか」を、『星野リゾートの事件簿』『同2』で「同社の社員が教科書に基づく戦略をどう現場のサービスに落とし込んでいるか」をテーマにそれぞれ本を執筆しました。また、スノーピークについては編集者として山井太会長が同社のユニークな取り組みやこれまでの歩みを記した『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』と『スノーピーク「楽しいまま!」成長を続ける経営』に関わってきました。
 ライターとして関わる場合も編集者として担当する場合も、単行本ができるまでには多様なプロセスがあります。その分通常の取材では見えにくい点に気づくこともあり、今回の記事にはその過程でたまたまうかがった内容がヒントになっているところが実はたくさんあります。いろいろなつながりを形にすることはこの仕事を続けている醍醐味と言えるでしょう。これまでの経験も生かしながらチャレンジを続けていきます。
(日経ビジネス シニアエディター 中沢康彦)