【メルマガ独自解説】
 広島県に本社を置く社員100人ほどのメーカー、スピングルカンパニーが作るレザースニーカーが大人の消費者に人気を集めています。老舗のゴム関連メーカーから新たに立ち上がった事業でしたが、最近ではグループの屋台骨を支えるまでに成長しています。
 同社の特徴は国内ではほとんど残っていない古い技術を逆手に取って、付加価値を生み出していること。工場内は180年以上前に米国で生まれた製法を使い、手作業の社員の姿が目立ちます。
 同時にユニークなのは、アナログ的なプロダクトアウトの強みを生かす戦略を販売やサービスでも活用していることです。取引先の担当者を工場見学に招いて同社製品の魅力を伝える「伝道師」になってもらったり、修理サービスに力を入れたりするなど、この会社ならではの特徴を生かした取り組みがいくつもあり、それぞれ徹底しています。
 12月13日号の戦略フォーカス「大人の消費者に人気のレザースニーカー、古い技術が生んだ付加価値」では同社の歩みや具体的な取り組みに迫ります。
(日経ビジネス シニアエディター 中沢康彦)