【メルマガ独自解説】
 「高機能化が着実に進み、成果が出てきた」。ある国内証券アナリストがこう評価するのが中堅化学メーカー、デンカです。扱うのは電気自動車や半導体関連、と先端領域ばかり。石油化学製品の市況変動で収益がブレやすい化学メーカーの中でも比較的安定して利益を積み上げ、2022年3月期は過去最高益を見込みます。
 11月29日号の戦略フォーカス「デンカの“4番”になった『粉』 長打狙わず単打量産で飛躍」では、「ホームランは狙っていない。単打でもいいからとりあえず塁に出る」(石田郁雄執行役員)というデンカらしさを象徴する「粉」に着目しました。会社設立以来100年以上培ってきたコア技術、顧客の要望に耳を傾け続ける姿勢、事業環境の先読み――。様々な要素をどう掛け合わせて成長するか、常に試行錯誤して技術力や製品力を高めるデンカの等身大の姿に迫りました。
(日経ビジネス記者 生田弦己)