【メルマガ独自解説】
 ある冬の朝、水道管が凍結し、蛇口をひねっても水が出てこなかった経験があります。気象情報サービス会社のウェザーニューズが今年1月から提供している水道管凍結予報を見て、「あの時、こんな機能があれば」と当時を思い返しました。翌朝の凍結リスクを地図上に「心配なし」「注意」「警戒」の3段階で表す機能で、該当地域は水道の水を少量流し続けるなどの対策が取れます。
 ご存じの通り、気象情報は翌日や数日後の天気を予報するだけではありません。花粉情報や紫外線指数、洗濯指数のように生活に密着した情報も以前からありましたが、天候に関連する様々な情報を提供する傾向は近年さらに加速しています。ウェザーニューズもそうした取り組みをする1社。スマートフォンなどに向けて気象情報を発信する企業が多くある中で、どのように差別化を進めていくか。戦略の一つが人や場面によって細分化されるニーズに合ったコンテンツを生み出し続けるというものでした。新たにリリースしたりバージョンアップをしたりするコンテンツは年間50にも上ります。
 10月4日号の戦略フォーカス「ウェザーニューズ、週1で新メニュー 個人市場の開拓急ぐ」では、国内1万3000カ所の独自観測網から得た膨大なデータなどを基に、個人や企業に役立つ新サービスを次々と生み出すウェザーニューズに迫ります。
(日経ビジネス記者 藤中潤)