【メルマガ独自解説】
 いま「SONY」と聞いて思い浮かぶものはなんだろう――。
 6月28日号の特集「あなたの知らないソニー」は、そんなシンプルな疑問からスタートした企画です。ウォークマン、ミラーレス一眼カメラ「α(アルファ)」、PlayStation、映画『鬼滅の刃』。切り取る時代や好みによってこれだけ多くの選択肢が出てくるのは、さまざまな分野で人を感動させてきた証しでもあります。
 かつて経営危機に陥ったソニーですが、ゲーム部門の躍進や音楽部門のヒット連発などで収益を押し上げ、2021年3月期には純利益1兆円を突破しました。一方、1994年に発売した“初代プレステ”以降、20年以上柱となるヒットが生まれていない、との指摘もあります。
 今号では大谷翔平選手のホームランを分析するデータサービスなど「こんなことをやっていたのか!」と思うような新規事業に奮闘するソニーの姿を紹介。収益の源泉となっているゲーム事業とお笑い芸人・狩野英孝さんの”意外な関係”にも迫ります。GAFAなど世界のプラットフォーマーたちと伍(ご)するには? 識者やOBにも聞きました。
 創業者の一人である盛田昭夫氏はかつて個性あふれる風土を「生意気な人たちの挑戦的な姿勢が、ソニーの原動力だ」と表現しました。カリスマ経営者の金言などソニーの歴史にも触れられる構成になっていますので、楽しみながら読んでいただければ幸いです。
(日経ビジネス記者 西岡 杏)