【メルマガ独自解説】 2017年、帝人は米国の自動車部品メーカー、コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)を買収しました。これまで帝人は部品メーカーに素材を提供する、いわば3次取引先に当たる「ティア3」の立場でしたが、CSPの買収を契機に1次取引先「ティア1」へと駆け上がりました。 ティア1になったことで完成車メーカーの声を聞いて新しい素材や部品を提案しやすくなり、米ゼネラル・モーターズに部品が採用されるなど、実績が積み上がってきています。素材・研究開発に強い帝人、量産技術に強いCSP。コロナ禍で社員同士がなかなか会えず時差もある中、朝夕欠かさず密にコミュニケーションをとり、品質管理などお互いの強みを生かしながら、うまく統合作業を進めてきました。 様々な素材やサービスを持つ帝人は現在、戦略的な領域を定め、ポートフォリオを改革し、さらなる成長を目指す計画を掲げています。鈴木純社長は「産業のトレンドセッターになる」と言います。ケーススタディー「帝人が自動車部品の『ティア1』に 買収テコに飛び級で昇格」では帝人の自動車分野の戦略を追いました。帝人のこれからについて鈴木社長に聞いたインタビューとともにお読みいただければ幸いです。 (日経ビジネス記者 大西 綾)
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帝人が自動車部品の「ティア1」に 買収テコに飛び級で昇格
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