【メルマガ独自解説】
 新型コロナウイルス禍で押し寄せるデジタル化の波は避けて通れません。ただ、企業規模の大小にかかわらず、IT人材の不足は深刻です。こうした課題の解決策の1つとして注目を集めるのが、コードを書かずにアプリやウェブサイトなどが作れる「ノーコードツール」です。
4月19日号のスペシャルリポートは「広がる『身の丈DX』 ノーコードで現場が動く」と題し、小さくともコツコツとデジタル化を進める企業の取り組みを取材しました。
 登場する1社の統一印刷(東京・品川)では、ノーコードツールの導入によって、工場の現場で40年以上続いていた手書きの日報記入を自社作成のアプリに切り替えて作業員や生産管理の業務効率化につなげました。
 高機能な印刷機は1台数千万円と高く、付加価値の高い製品を出すために設備への投資を優先せざるを得ず、現場のデジタル化がなかなか進んでいなかった。生産効率の改善で、「今後も若い人材が働きやすい環境を作る」と社長が前向きに話していたのが印象的です。
 ツールは道具。それをどう使い生かしていくのかはやはり人間です。「身の丈」で始めたDXが企業をどう変えるのか。ぜひご一読ください。
(日経ビジネス記者 白壁達久)