【メルマガ独自解説】
 教育業界を取材し始めて3年ほどがたちます。3年前から、教育とテクノロジーを掛け合わせた「エドテック」というワードは注目の的でした。ただ、教育現場への浸透はなかなか進みません。エドテックのサービスを使うためのデジタル機器の配備、また機器の配備よりも費用がかかるともされる学校でのネット環境の整備が進まず、サービスの利用料の捻出も予算の関係上、難しかったためです。
 そして何より、教育現場のテクノロジーに対する理解が進まなかった。これまで培ってきた経験を無にする「脅威」、そんな捉え方をする教員は少なくなく、保護者も教員に対面で教えてもらうことこそが最上の教育、という認識がありました。
 こうしたハードルを吹き飛ばしたのが、コロナ禍なのでしょう。そして新興企業にはない豊富な人材を生かして学校に寄り添い、利便性を認識してもらって現場を味方につけていったのがリクルートでした。ケーススタディー「リクルート、スマホ学習『スタディサプリ』 失敗からの急成長」では、映像授業サービスが学校に浸透していく様子を追いました。
(日経ビジネス記者 高尾泰朗)