【メルマガ独自解説】
 東京に住んでいると、なかなかコメリのお店に行くチャンスはないのですが、10年ほど前に山形でドライブしていた時、田んぼか畑の中にコメリがぽつんと建っていた風景を覚えていました。そして2019年7月に掲載した特集「再考 持たざる経営」の取材のために訪問したのが、取材先と記者という形でのコメリとの出合いでした。ロゴのデザインや、コメリというシンプルな名前が何となく好きで、それ以来、気になる会社でした。
 小売担当記者としての視点から調べてみると、「農家のコンビニ」と呼ばれていること、意外と早く(2000年)にインターネット通販サイトを開設していること、「同業他社に比べて店員1人当たりの管理面積が1.5倍」と店舗オペレーションに一家言あること……。面白そうな題材がたくさんあります。そこで、ケーススタディーへの登場をお願いしました。
 3月15日号の「農協も頼る『農家のコンビニ』 コメリの強さの秘密」は、私がかつて山形で見たような「ぽつんとコメリ」を実現するローコストオペレーションの実態に加え、その立地を生かして農家から頼られ、ついには競合であるJAからも提携を持ち掛けられているコメリの底力に迫りました。
(日経ビジネス記者 庄司容子)