【メルマガ独自解説】
 「日本の大学教育は間違っている」「学生は先生の生き写し。先生が三流なら学生も三流にならざるを得ない」
 いずれも日本電産の永守重信会長CEO(最高経営責任者)の言葉です。永守会長は、自ら創業した同社を世界一のモーターメーカーに育てる過程で、採用した学生たちの大半が英語もしゃべれず、専門性も低いことにかねて疑問を持ってきたといいます。
 一方、MS&ADインシュアランスグループホールディングスの柄澤康喜会長は、ダイバーシティの側から日本企業の人材をつくり直すのを持論にしています。
 永守会長は、私財130億円を投じて2018年春に京都先端科学大学(旧・京都学園大学)の改革に乗り出しました。工学部を新設し、講義の大半を英語で進め、専門性を徹底教育するといいます。今、大学と企業は日本の人づくり、人材育成のためにどう変わらなければならないのか。日経ビジネスLIVEで20年11月16日に配信した2人の徹底討論を基に、スペシャルレポート「日本電産永守氏×MS&AD柄澤氏 『人づくりをつくり変える』」をまとめました。
(日経ビジネス編集委員 田村賢司)