【メルマガ独自解説】
既存事業が持ちこたえている間に将来の柱となる製品を開発したい。かつて見たことのない画期的な製品ならより望ましい。こう願う会社経営者は多いでしょう。紙の構造的な需要減少に直面する製紙会社の取り組みにはこの課題解決への大きな学びがあるはず。そう考えて製紙最大手、王子ホールディングス(HD)を取材しました。
段ボールシートと自動梱包の機械をセットにした次世代包装ソリューションを開発してインターネット通販事業者や物流会社に提案するなど、記事の中で紹介するのは時代を先読みした製品やサービスばかりです。製品化にたどり着いた秘訣はその意表を突いた発想もさることながら、人のつながりを重視した製品開発の仕組みそのものにありました。ケーススタディー「王子HD、300人のハブ組織で革新生む」では、王子HD内で新規事業創出のまとめ役を担っている組織の活動を探りました。ご一読いただけましたら幸いです。
(日経ビジネス記者 岡田達也)
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