【メルマガ独自解説】
 9月16日に発足した菅新内閣で、平井卓也氏がデジタル改革相に就任しました。菅首相肝煎りのデジタル庁の設立などを主導すると見られています。平井氏は初めて国会答弁にタブレットを導入したり、永田町の会議でも積極的にWeb会議システムを活用したりと、デジタル機器の扱いには慣れているようです。
 しかし、いくら最新の機器やシステムを導入しても仕事の仕方が変わらなければデジタル化は進みません。デジタルネーティブな作業の進め方、業務フロー、組織のあり方を考案していかないと何も変わらないことは、この20年来の日本のIT政策がよく表しています。なぜ変えられなかったのでしょうか。今回の特集では変化を阻んだ「4つの原因」に迫りました。
(日経ビジネス記者 武田安恵)

特集 脱 デジタル後進国 4つの元凶をつぶせ

PART1
コロナで見えた「岩盤」なお進まぬデジタル化

PART2
おざなり改革に終始 失われた20年の元凶

PART3
今こそ変革のとき デジタル化へ5つの提言

PART4
台湾に学ぶデジタル化 市民とともにつくる社会

編集長インタビュー
オードリー・タン台湾IT大臣「デジタルは自由のために」