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森川亮
C Channel社長

日本最大級の女性向け動画メディア『C CHANNEL』を運営するC Channel社長の森川亮氏は、2019年以降にITと連動した新世代型の消費が広がるとみる。新進気鋭の経営者が見通すのは、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)などの技術革新によってもたらされる「新しい職業」だ。

 世の中には様々なコンテンツがありますが、今後はAR(拡張現実)、VR(仮想現実)などの「バーチャル」なコンテンツがより多く登場するでしょう。

C Channel社長の森川亮氏

 現在も人々はスマートフォンやパソコンを通して、1日の多くの時間をバーチャルに割いています。日々の生活を大きく2つに分けると、食事や睡眠といったリアル、オンラインゲームやSNSのやり取りなどのバーチャルに分けられます。 

 今後はバーチャルの割合がますます大きくなります。それが良いことか悪いことかは別として、傾向としてそのような社会になっていくことは間違いありません。バーチャルが生活の中心になれば、買い物や仕事、遊びもそこで済ませるようになります。それに合わせて、新しい職業も登場するでしょう。

 例えばeスポーツの選手や、バーチャルYouTuberなどのバーチャルタレントもより一般的になると思います。華々しい仕事以外にも、オンラインゲームなどでは既に「レベル上げを代行する」といった仕事で報酬を得ている人たちもいます。世の中の人々がバーチャルに割く時間を増やせば、それだけ「仕事」の裾野も広がっていきます。

 焦点になるのは、より発展していくバーチャルの世界で、誰が注目されるのかということです。私は、障害を持った人たちが恩恵を受けるのではないかと考えています。彼らの多くは「自分はハンディキャップを背負っているから」とどこか引け目を感じてしまい、思うように自己表現できない状態にあります。バーチャルな仕事が一般的になれば、そういった人たちが存分に自分の力を発揮できるようになるでしょう。