そもそも、こうした最適な資産の管理や運用が必要な世代ほど、普段は忙しく、専門知識を身につける時間もありません。ニーズは高いと考えています。

「個人のデータを生かした資産活用が始まる」と語る辻氏(撮影=北山宏一)
「個人のデータを生かした資産活用が始まる」と語る辻氏(撮影=北山宏一)

 この取り組みは、1800兆円とも言われる日本の個人資産の活用にもつながるはずです。運用せずに眠っている貯金は、増えるどころか、実質的な価値は落ちていくこともあります。

 人口減少が続く日本では、個人資産は国力そのものでもあります。日本株だけでなく、ほかの金融商品や新興国などの海外投資など分散投資をしながら着実に増やすことが、日本全体を支える一助になるのです。

 こうした状況の中で、マネーフォワードは19年、中立でオープンな情報やサービスを提供し続けて、さらに課題解決にアプローチし、個人がお金の心配をしなくていい世の中をつくることにまい進したいと思っています。

 例えば、最近ではクーポンのサービスの提供を進めています。家計管理のサービスを使う中で、毎月特定のサービスを使っているというデータに基づいて、「そのサービスにはこのクーポンが使えますよ」と得になる情報をお伝えするものです。「毎回コーヒーを買うなら、こちらのお店も得ですよ」など、行動の幅を広げるきっかけにもなればと考えています。