はあちゅう
ブロガー・作家

学生時代に「世界一周をタダでする」などのプロジェクトを敢行し、自由に生きる人生を体現してきたブロガー兼作家のはあちゅう氏。電通、トレンダーズを経てフリーに転身し、「好きなことだけで生きていける」と主張してきた彼女が、2018年の世相を語った。

 2018年は、本当の意味で好きなことだけをして生きていける社会になりそうです。象徴するのは、人間の価値を換金するサービスが増えること。動画EC(インターネット通販)も広まると思います。

(写真撮影:千倉 志野)

 今までもインフルエンサーと呼ばれる人たちは好きなことを表現して生活していました。でも、全員じゃなかった。ユーチューバーなら撮影や録音、動画編集の技術が必要で、誰でもなれるわけではなかったんです。

 それが変わったのは2017年に個人版株式とも説明されている「VALU」や個人の時間を売買する「タイムバンク」といった、個人の価値を直接換金するサービスが登場したことです。

 こうしたサービスが登場するまで、例えばインスタグラムで活動しているインフルエンサーは自分にどれだけ価値があるのか分かりませんでした。VALUやタイムバンクを通して明確な金額が見えて、自信を持って自由に生きられる社会になったんです。

 私がVALUに上場したとき、時価総額で2700億円の値段がついたんです。会社で働いても得られる評価額じゃないですよね。でもそれだけの価値が自分にあるなら、お金を稼ぐための仕事に固執しなくていい。好きなことをして、自由に生きていけるなって改めて実感しました。

 例えば妊娠や出産といった経験は、本来はすごく価値のあることで評価されるべきです。でも、企業の中では金銭的な価値を持ちませんでした。一方で世の中にはこうした経験を評価してくれる人はいて、その評価を換金できる社会になれば、自分らしい生き方ができると思います。