「宅急便」の生みの親にして、昭和の名経営者・小倉昌男。彼は生前、その経営哲学を『小倉昌男 経営学』に記した。
小倉昌男が去った後も、カリスマの教えはヤマトグループに伝わり続けている。日経ビジネスではこの7月、小倉氏の哲学をつないできた歴代経営者の奮闘をまとめた『ヤマト正伝 小倉昌男が遺したもの』を刊行した。
本連載では、小倉氏の経営哲学に影響を受けた「外部」の経営者にインタビューを敢行。彼らは小倉イズムの何に影響を受け、どのように自身の経営に生かしているのかを探った。
シリーズ
完結
「宅急便」の生みの親にして、昭和の名経営者・小倉昌男。彼は生前、その経営哲学を『小倉昌男 経営学』に記した。
小倉昌男が去った後も、カリスマの教えはヤマトグループに伝わり続けている。日経ビジネスではこの7月、小倉氏の哲学をつないできた歴代経営者の奮闘をまとめた『ヤマト正伝 小倉昌男が遺したもの』を刊行した。
本連載では、小倉氏の経営哲学に影響を受けた「外部」の経営者にインタビューを敢行。彼らは小倉イズムの何に影響を受け、どのように自身の経営に生かしているのかを探った。
日経クロステック記者
宅急便の生みの親、小倉昌男氏を高く評価する一橋大学大学院の楠木建教授。小倉氏やそれ以降のヤマトグループ経営陣について、楠木教授は「ものごとを常に順番の問題として考える、論理で動いている」と説明する。どういう意味なのか。
宅急便の生みの親、小倉昌男氏を高く評価する一橋大学大学院の楠木建教授。小倉氏が経営者として優れていたのは「論理の経営者」であることだと楠木教授は指摘する。論理の経営者と、そうでない経営者では何が違うのか。
宅急便の生みの親、小倉昌男氏を高く評価する一橋大学大学院の楠木建教授。改めて今、小倉氏の経営が見直される背景には時代の必然性もあると語る。“チャラチャラしたもの”から“シリアスなもの”へ、再びビジネスが変わろうとしている…
「スーパードライ」の発売当初、ヒットを支えた宅急便。両者ともメガブランドに育ったが、同時に現在、岐路に立たされている。過去の巨大な成功体験を乗り越えて、新しいイノベーションを起こせるか。アサヒビールの平野伸一社長が語った…
アサヒビールの看板商品「スーパードライ」。発売当初に、このヒットを支えたのが、実は小倉昌男氏の開発した宅急便だという。アサヒビールの平野伸一社長が、スーパードライと宅急便の深い関係を明かした。
オイシックスドット大地の高島宏平社長が尊敬する経営者の一人にあげる小倉昌男氏。小倉氏の自著『小倉昌男 経営学』を読み、実際に事業でもヤマト運輸を利用する中で、現場のセールスドライバーの中には「小倉イズム」が強く残っている…
オイシックスドット大地の高島宏平社長が尊敬する経営者の一人にあげる小倉昌男氏。高島社長は、オイシックスの創業間もない頃に、小倉氏の自著『小倉昌男 経営学』を何度も繰り返し読み込んだという。そこから学んだ小倉哲学は何だった…
ネスレ日本の高岡浩三社長兼CEO(最高経営責任者)が尊敬する経営者として名前を挙げる小倉昌男氏。その理由を高岡社長は「難しい道を選択してきたからだ」と説明する。高岡社長は、難しい方を選ぶほどイノベーションが生まれやすくな…
2011年からネスレ日本の経営トップを務める高岡浩三社長兼CEO(最高経営責任者)は、尊敬する経営者に小倉昌男を挙げる。なぜ小倉氏は経営トップを退いた後、障がい者支援に乗り出したのか。高岡社長は独自の解釈を語った。
9月29日、東証マザーズに上場したマネーフォワード。同社を率いる辻社長CEO(最高経営責任者)は大の読書家だ。その中でも辻社長が最も感銘を受けたのが『小倉昌男 経営学』。何が辻社長の心を揺さぶったのかを聞いた。今回はその…
9月29日、東証マザーズに上場したマネーフォワード。同社を率いる辻社長CEO(最高経営責任者)は大の読書家だ。多数の本を読む中でも、辻社長が最も感銘を受けたと語る『小倉昌男 経営学』。何が辻社長の心を揺さぶったのか。
大丸と松坂屋などを傘下に持つJ.フロントリテイリング。長く百貨店業界をリードしてきた奥田務相談役は、小倉昌男氏の経営哲学に大きな影響を受けたという。そして、現在の宅急便こそ時代の変化に対応すべきと提言する。
大丸と松坂屋百貨店などを傘下に持つ小売り大手J.フロントリテイリング。長く百貨店業界をリードしてきた同社の奥田務相談役。奥田氏は経営書の中で1冊だけ読むならば『小倉昌男 経営学』を挙げるという。なぜか。
史上最年少での上場を果たしたリブセンスの村上太一社長。『小倉昌男 経営学』を読み、宅急便の開発などから、イノベーションを起こすには単にアイデアだけでなくて、ハードルを乗り越える力が必要と学んだと明かす。
大学1年生にリブセンスを立ち上げ、25歳1カ月の時に東証マサーズに上場し、さらには25歳11カ月で東証一部に市場変更を果たした村上太一社長。この若き起業家を導いた言葉が、『小倉昌男 経営学』にあるという。
大学発ベンチャーの雄、ユーグレナ。同社を率いる出雲充社長は、これまでに何度も、『小倉昌男 経営学』を読み返してきたという。「ミドリムシには宅急便と同じロマンがある」と語る出雲社長。彼が語るミドリムシのロマンとは何か。
大学発ベンチャーの雄、ユーグレナ。同社を率いる出雲充社長は、経営危機に直面した創業間もない頃、小倉昌男氏の著書『小倉昌男 経営学』に出合い、これまで何度も読み返してきたという。出雲社長に影響を与えた小倉イズムとは何か。
2007年、ワンコインでセルフ健康チェックを行うベンチャー、ケアプロを立ち上げた川添高志社長。小倉昌男氏が「全員経営」を掲げたように、川添社長も第一線の現場に経営感覚を持たせるべく奮闘し、それを成長の原動力としている。
2007年、ワンコインでセルフ健康チェックを行うベンチャー、ケアプロを立ち上げた川添高志社長。当初は規制の壁に直面して苦戦する。この時、川添社長を救ったのが宅急便の父、小倉昌男氏の経営哲学だった。
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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