対談はビデオ通話で実現した

大城:文化の継承のみならず、仕事のやり方、あり方も次世代にしっかりと引き継ぎ残していく必要はありますね。プレーヤーとして普通でも、教えるのが抜群に上手い人、というのはいますね、実際に。

兄貴:その感情を信念としてもって、あと5年、10年、頑張らないかんと考える。じゃないと、現状のインフラでさえ維持出来ないように思う。僕らの大先輩が、大所帯でこさえてきたものを、小人数制をもってこれからの若者に押し付けてカバーできるとは思いません。

 例えば、全国に敷かれた道路の補修をするとなったら。まー都会は可能かしらんけど、地方、過疎地にも道路たくさんあるわけ。それを保守していく事だけでも難しいと思います。

 例えば、アメリカの国債たくさん持っているから何と安心とか。でも、アメリカだって自国の事で精一杯や。

 だから、腰据えてとかゆっくりはしてられない。いろんな意味でね。

 やっぱり働き手は育ちが遅いからと、先輩、もう少し頑張ってくださいよと。やむなくそうなってきとる。

企業は中学、高校に出向け

 そんな中で、ひょっとしたら可能性があるんじゃないのと思うのが、企業が高校に出向くこと、中学に出向くこと。そこから始めないとダメ。昔はあったから。もう3年も7年も待ってられない現実、給与の高い見習いを育てるにも限界があると企業が表明せんと。

 一刻も早く来てくれと。うちでこの業務ならできるはずだと。いきなりもって、お客さんに会わすのは無理でも、事務的な事や手間は山のようにある。

 彼らが学校で勉強している事が、世のため、人のために、生かし難いのであれば、一刻も早く社会に出て勉強してもらえる仕組みを考案したらどうかなと。このぶっ飛んだ発想をもってしないと、日本は助からないように真剣に思ってる。

大城:そしたら、今お勤めの方は、沈みゆく日本タイタニック号に、しがみつくしかないんですか。

兄貴:いや、違う。

 自分の持ってる技術とか、ことのあり方、仕組み、知っていること全部、お客さんとかも、知り得たすべてを次に継承紹介してかかる。引き継ぎですよ。引き継ぎ。引き継ぎタイムを長く設ける。

 若い人につなげる事が大切なんはね。企業として引き継ぐ事を前提とした取り組みにあるんや。難しかったんわね、2代目、3代目、子や孫との関係を1代目同様に保つ事。これはなかなか難しいと思う。でもやっぱりそこは頑張らんと、全部、失う事になる。

 日本がこれから先、少人数制をもって世界相手に頑張ろうと思ったら、資源とかある国でも無いし、初任給を50万円とか上げたら、国際価格競争で負けてしまう。

 ということは、会社の数を一気に増やしてみるとか、国はいろいろやらはったけど、思ったように、中身が伴った会社はそんなに増えて無いわけで、実際は。

 で、今はネット通販とか、 ITとか、少人数制で頑張る企業が急速成長。もともと産業で大きくなった国やし、もう一度産業を極めるというか従業員の数を安定的に増やしてかかれば若手の採用しかないように思う。

 だから国も18歳から投票権とかで頑張ってるし、勤めも16歳から推進させるように、社会的にも両親説得したらどうやろ。