大城さんもプロフィールをお願いできますか。

大城:私は学生時代は教員になりたかったのですが、教員採用試験に落ちました。お金持ちになりたいなと思い、最初は会社勤めをしたのですが、その後に大物の華僑の方に弟子入りをお願いしました。2年間断られて続けたんです。もう来るな、来るなという感じで。それでもしつこくお願いをし続け、やっと許可をいただきました。そこで学ばせていただいて起業して、そこそこ初年度から軌道に乗ることができました。

大富豪に必要なのは目的と行動

デニスさんの書籍ですが、お金持ちになるためにすべきことが本当に細かく書かれた本だなと思いました。

<b>井口耕二</b><br />1959年、福岡県に生まれる。東京大学工学部化学工学科を卒業後、出光興産に入社し、会社派遣で米国オハイオ州立大学大学院修士課程に留学する。会社ではエネルギー利用技術の研究やビジネスに携わったが、1998年、子育てに必要な時間的やりくりを家庭内でつけられるようにと退職。現在は、技術・実務の産業翻訳者としてさまざまな企業活動を支えるとともに、プロ翻訳者の情報交換サイト、翻訳フォーラムを友人と共同で主宰するなど多方面で活動を展開している。得意分野はエネルギー、環境、IT、ビジネスなど。がちがちにかたい論文から『アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』における全編語りのやわらかい文章までをカバーする。
井口耕二
1959年、福岡県に生まれる。東京大学工学部化学工学科を卒業後、出光興産に入社し、会社派遣で米国オハイオ州立大学大学院修士課程に留学する。会社ではエネルギー利用技術の研究やビジネスに携わったが、1998年、子育てに必要な時間的やりくりを家庭内でつけられるようにと退職。現在は、技術・実務の産業翻訳者としてさまざまな企業活動を支えるとともに、プロ翻訳者の情報交換サイト、翻訳フォーラムを友人と共同で主宰するなど多方面で活動を展開している。得意分野はエネルギー、環境、IT、ビジネスなど。がちがちにかたい論文から『アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』における全編語りのやわらかい文章までをカバーする。

井口:具体的な話がすごく細かく書いてある本です。ただ全体を通じて、手を替え品を替え言っている本質は大きく2つだと思います。

 1つは目的をきちんと見据えて、そこに向けて進む。手段というのはいろいろあるわけです。いろいろな道筋があるわけですが、どの道を進んだとしても、目的さえちゃんと見据えていれば届きます。一方で、目的を忘れてしまうと、ついつい手段に引きずられて、全然違うところへ到達してしまう。

 この本の場合は、お金持ちになるというのを目的として、そこはぶれずに手段を書いています。あなたが望むのは金持ちになることでしょう、そのためにはこういうやり方じゃなくてこっちのやり方だとか、そういう形でとにかく目的を見据えて動き、考える。そこが1つ大きいと思います。

 もう1つは、動くこと。どうしても動けない理由ってたくさんあります。お金持ちになりたいということは、やっぱり起業なりが必要になってきますが、それだと今の安定したものを捨てて始めることになる。一度、そこではある意味下がるわけですね。今の生活には戻ってこられないかもしれない。そういう怖いところを踏み出して行けるかどうか。踏み出すのがまず一番大変なところで、動かなかったり進まなかったらだめだと。

 目的を見据えなさい。そして目的があるんだったらちゃんと動きなさい。デニスさんはこの2点を、繰り返しいろいろな形で言われているように私は思います。

華僑の方も目的を重視されますか。

大城:そうですね。デニスさんの本の中にも、一直線で目的を達成するためには、恥ずかしい思いもするかもしれないが、そのような恐れは追っ払えということが書いてあったと思うのですが、そこは華僑も全く同じだろうと思います。周りからどう言われようが最終的に勝てば勝ちなんだという考え方があります。周りの目を気にしてどうこうというのはやっぱり日本人は多いと思いますが、それはないですね。やっぱり富豪まで行く人たちというのは、周りの目は気にしないのではないかと思います。

 私は華僑のボスの教えに習っているのですが、やっぱりボスも周りは気にしないですね。人生には波があって、当然どんくさい時期がありますが、それは見過ごしたらいいので、そんなことは気にする必要はない。その点は、デニスさんの教えと一緒だなと思いました。

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