家庭のことで、大城さんも何か秘訣があれば、教えてください。

大城:日本では外に対しては、なるべくいい面を見せようとすると思うんです。ただ、家庭ではいい面ばかりを見せ続けられない。疲れている自分も見せるし、恰好悪い自分も見せるし。それを見ている家族は、自分にとってのアドバイザーであると思うんです。

 中国人の場合は、特に共稼ぎ文化で、おじいちゃん、おばあちゃんが孫の面倒を見る。だから、お互いにアドバイスしあう文化があるんです。私の家庭もそうですね。

アドバイスを得るために仕事のことも奥さんに全部話されるのでしょうか

大城:サラリーマンのときからずっと仕事の話はしてますね。私が会社で何をやっているか全部話します。

野中さんも奥さんに仕事の話をされますか?

野中:若いときはあまりしなかったんですけど、最近するようになりましたね。最近であれば、経営者の仲間のことは話すだけでなく、妻に実際に紹介もします。面識があると、その人と遊びに行くといっても妻が安心するんですよ。

結婚相手はリスペクトできる人を

結婚前の人にもアドバイスいただきたいんですが、どのようにすればお二人のように、良いパートナーに巡り合えるでしょう。

野中:大富豪の方がパートナーを選ぶ際には、相手をリスペクトできるというのが大前提にあります。ではリスペクトができるというのは何かというと、自分に持っていないものを持っているということです。自分の持っていないものを持つ方を奥様にしている大富豪が多いですよね。もちろん、同じ価値観を持っているということも重要なんですけど。

 男性と女性だと、得意分野も違うし、リスペクトしあえるところってあるじゃないですか。愛とかそういうことも重要かもしれませんが、それに加えて自分にないところ、という観点が必要になってくるかと思います。

大城さんはいかがでしょう?

大城:やっぱり外見より内面ですね。価値観が一緒なのかとか、刺激を与えられ続けるのかとか、そういったことが重要だと思います。若い人たちは、そのへんがわからないのかもしれませんね。総じて恋愛関係が少ないのではないかと思います。奥手というか。一方で、インターネットで恋愛が分かった気になっているかもしれませんし。

野中:私も若いころは外見を重視していたこともありましたが、そうではないですね。ちょっと変わっていたのは、仕事でも何でも、私は10年後、20年後を見るんです。女性についても20年後を考えました。

20年後の外見を考えるんですか。

野中:外見もそうですが、性格も含めてですね。たとえば、申し訳ない話ですが、女性は歳をとると、だんだん口数が増えてくるじゃないですか。そういう変化を考えて、50代になったらどうなっているのか。それに自分は耐えられるのか。そういう感覚で結婚しましたね。

 まー、のろけるわけではないですが、家内は年齢より若く見えますよ。そういうのも大事かなと思います。