そもそも、その日その日の仕事でいえば、好き嫌いがあるかもしれませんが、大富豪の方は、基本的にはほとんどの人が好きな仕事をしています。多くのサラリーマンは、何のために仕事をしているかと聞くと、生活のためと言うかもしれません。そのために、嫌な仕事をしているんだと。一方で、成功している大富豪の方は、基本的には好きなことしか仕事にされていませんよね。

マイナスのことから逃げる自分を楽しむ

仕事のことに関しては、また後ほどお聞きしたいと思います。大城さんが、心がけている習慣は何でしょう?

大城:これは完全に華僑流ですが、「1人でやるな」というのがあります。悪いたとえかもしれませんが、日本では万引きでも、単独犯が多いのですが、中国では1人ではなくチームでやります。

 これは、1人でやると、成果もたかが知れているからなんです。例えば、私が嫌なことでも、他の人は好きな場合がある。だったら、自分が嫌なことはその人にやってもらって、自分は好きなことをやった方が効率が高くなる。適材適所といいましょうか。その方が、人からは「ありがとう」と感謝されるし、やりがいにもつながっていく。このようなメリットがあるので、「1人でやるな」は強く意識しています。

日々の生活で気をつけていることはありますか?

大城:マイナスなことからは逃げます。

 脳というのは反応するんです。ある統計を見たのですが、多くの人間は放っておくとマイナスのことを考えてしまう。プラスのことを考えないと、防衛本能上、動物はすぐに守るので、マイナスのことを想定してしまう。

 だから例えば、グチとか悪口とか、そういうことからは逃げることを実践しています。喫茶店や居酒屋に入って、横で怒る人がいれば、席を変えるようにお願いしますし、もしダメならその店からは出ていきます。これを実践しています。

 事故や事件のテレビ番組も見ません。新聞でもそういった記事を見ません。イメージがわいてしますので。

見てしまうと、どうなるのでしょう?

大城:例えば、事故を起こした人は、事故を見たことがある人の可能性が高いんです。覚えてしまうんです。危険であればあるほど、自分の防衛本能上、覚えてしまうんです。

 私は、マイナスのことからは逃げて逃げて逃げる生活。それを逆に楽しんでいます。

(明日公開の第2回に続きます)

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