野中:早起きがいい理由はいろいろあるのですが、まず朝日の光がいいのです。朝日の光を目から取り入れると、脳からセロトニンという物質が分泌されます。これは「幸せホルモン」と言われているのですが、セロトニンの効果の1つは、メラトニンという眠けの物質を抑えてくれることです。

 また、人間の感情には起伏があるじゃないですか、高揚したり落ち込んだり。落ち込むことを誘発する物質はノルアドレナリン、一方でランナーズハイのような高揚する状況を誘発するのはドーパミンですが、セロトニンには、これらの物質をコントロールする効用があります。

 そして上がったばかりの朝日の光は、脳内からセロトニンを多く分泌させる作用を持っており、朝日の光を浴びて、セロトニンを毎日分泌させれば、いろんなアイデアも出てくるのです。

仕事は嫌なものから片付けよう

朝ぐずぐずしているんだったら、早起きして朝日の光を浴びればよい。これだったら、すぐにでも実践できそうです。他にも何か、習慣があれば教えてください。

野中:仕事は嫌な仕事からやります。これも大富豪の方から聞いて実践しています。人によっては、やりたい仕事からやってエネルギーを高くしてから、嫌な仕事を乗り切れという人もいるのですが。

 ただ、楽な仕事や好きな仕事から始めても、嫌な仕事が残っていると、それがどこか頭に残っている。そうすると、どうしても、気持ちよく仕事ができない。だったら、嫌な仕事を片付けてしまって、気持ちよくやりたい仕事を後からやる。私は、1日にしなければならない仕事全体を見て、いつもこのように習慣づけて仕事をしています。

でもやはり嫌な仕事は後回しになりがちです。

野中:結局、嫌な仕事をやらないというのは逃げじゃないですか。それって後向きですよね。攻めるという前向きな気持ちになりにくい。

 ビジネスで成功する大富豪は、そのあたりがしっかりしていますよね。嫌な仕事でも、逃げないんだ、攻めるんだ、という気持ちです。自分に言い訳して、後回しにするなんて人は、まず大富豪にはいないです。 

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