百貨店最大手・三越伊勢丹ホールディングスでクーデター騒動が起きた。歴史を振り返ると、同社だけでなく、様々な企業で同様のトップ交代劇が後を絶たない。それは「組織の自浄作用」「果てなき権力闘争のあだ花」とも言われる。クーデターはなぜ繰り返されるのか。企業の事例や日本史、動物学など多角的に検証する。(本連載は日経ビジネス2017年7月10日号の特集「社長解任――誰がクーデターを起こすのか」の連動企画です。