ついに米中貿易戦争の悪夢が現実のものとなるのか。トランプ大統領は7月から500億ドル相当の中国製品に制裁関税を課す。それに対し、中国はすぐさま対抗関税を発表。
シリーズ
米中100年 新冷戦~IT、貿易、軍事・・・覇権争いの裏側

完結
5回
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勢力均衡崩れれば中国は聞く耳を持たなくなる
米国のトランプ政権に夜中国製品への制裁関税が米国時間の今日7月6日、発動する見通し。懸念されていた貿易戦争がついに始まりだ。米中が覇権を争う中で、間に立つ日本はどうあるべきか。東京大学の小原雅博教授に聞いた。
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中国が米国のようになると思ってはいけない
貿易戦争に突入しつつある米国と中国。経済の発展とともに中国の民主化を期待した米国と、独自の体制で発展した中国の近現代史は対立と接近を繰り返した。中国側から見た米中関係はどのようなものか。上海・復旦大学の特別教授に聞いた。
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中国の「静かなる侵略」は阻止できるのか
“貿易戦争”だけでなく、先端技術や軍事まで幅広い分野で本格化する気配を見せる米国と中国の対立。中国はアジア太平洋地域でも影響力が強める。そんな動きについて『静かなる侵略』との著書を出版した豪州の大学教授に話を聞いた。
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「それでも、民主主義は優れた政治体制」
“貿易戦争”の懸念が深まる米国と中国、日経ビジネス6月25日号特集「米中100年 新冷戦」の関連インタビュー企画の2回目では、米コロンビア大学のシェリ・バーマン教授が中国の民主化と民主主義について分析する。
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冷静に見てトランプ政権の対中強硬策は悪くない
トランプ政権は7月から500億ドル相当の中国製品に関税を課すと発表した。即座に中国も対抗関税を発表。“貿易戦争”の先に何があるのか。連続インタビューの初回は米外交問題評議会のエリザベス・エコノミー・アジア研究部長に話を聞…
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全8回