スカイアクティブ技術を体感した時は鳥肌が立った

いろいろな浮き沈みがあったにせよ、みなさんの気持ちがまとまってこれで行けるんだという雰囲気になったのはいつ頃ですか。

金井:2010年頃じゃないですかね。プロトタイプができたんです。2010年にみんなで乗って。私なんか調子に乗ってプロトタイプをドイツのアウトバーンに持ち込んだ時には一緒に付いて行きました。

 それはスカイアクティブ技術を全部盛り込んだプロトタイプです。あの時のモデルはアテンザの古いボディで、新しいエンジンを積んで作り変えました。

 それに乗った時は鳥肌が立つくらい感動しました。「やったー。このまま世の中に出したらみんなびっくりするぞー」って感じですね。

今後のビジョンはどのように作っていきますか。

金井:僕はもう執行役ではないから無責任なことは言えません。開発のリーダーたちに聞いて下さい。

2016年3月期に営業利益で過去最高を更新しました。長期ビジョンを達成した手ごたえはどの程度ありますか。

金井:8割くらいできたんじゃないですか。

残りの2割はどんなことですか。

金井:サステイナブルzoom-zoom宣言を発表した時は、ロータリーエンジンもあったんですよ。水素エンジンもややプロパガンダ風なところもあったものの今よりは少なくとも本気で考えていました。技術開発は引き続きやっています。