補償と再発防止に全力

 被害に遭われた方々についてはお一人ずつに連絡・訪問をして謝罪と説明をしました。治療費や交通費のお支払いのほか、レクリエーション保険のご案内をしています。問題のTシャツについても、引き続き回収の案内もしています。誠心誠意、引き続き対応していくつもりでおります。

 我々主催者としては、今回の事件を引き起こしてしまったことについては、本当に申し訳なかったという気持ちです。最初にスタッフの異変があった際に迅速に状況を判断し、Tシャツを着用しないでくださいという周知をもっと徹底すべきだったと考えています。大会では医療班も置いていましたが、救急車の手配など、いち早く対処すべき点も多々ありました。

 そもそもの大会運営のための危機管理体制も不十分であったと反省しています。予測外の事態が発生した場合の連絡系統や、どのように誰が判断を下すかをより明確にしておくべきでした。大会で使われる付属品の事前の安全チェックなども行うべきでした。

 一方で、スポンサーや行政、関係各位からは、今回の反省をきちんと踏まえて、今後もSUPの普及のためにしっかりと大会を続けてほしいという声も頂きました。今年も9月初旬に大会を開催させていただける方向で準備を進めています。

 SUP自体は非常に魅力あるスポーツであり、今後日本でも多くの方々に楽しんでいただける価値のあるものだと考えています。SUPを愛する全国の多くの方々にもご心配やご迷惑をかけてしまいましたが、事故の補償を含めたきちんとした対応と、安全な大会の運営のためにこれからも全力を尽くしていきたいと考えています。

(日経ビジネス2017年1月23日号より転載)

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