もちろん商品の高付加価値化や原料の変更など生産者側も努力する必要があるとは考えています。ですが、もやしの生産技術はかなり成熟しています。値上げできるほどの商品差を出すのは難しい。むしろ、手作りで昔ながらのもやしの味を売りにしている事業者もありますが、量産には向きません。

 一方、原料はミャンマー産を取り寄せて検討もしていますが、現在の中国産には品質の点で劣ります。

 ただ、こうした窮状を訴えたことでマスコミにも取り上げられたことから、小売業者の対応にも変化が見られるようになりました。まず、価格交渉の商談の土俵に上がってもらえる状況が生まれました。以前は厳しい販売競争の実態を主張されて、交渉すらできなかった状況でしたから大きな前進です。

 これ以上、産業が縮小する前になんとしても安売りを食い止めたいと、今後も努力していく所存です。