不易流行で100年企業を目指す

御社の経営の基本には何がありますか。

津田:歴代受け継いでいる基本戦略は「不易流行」です。残すべきものはきちんと残し後世に伝え、新しいことにもどんどんチャレンジしようという姿勢です。残し伝えるものは、企業文化や社訓ですが、当社で言えば「鈍根運」。正しい行いを根気よく続けることで運が開けるという考え方です。チャレンジについては、新しい技術や手法をどんどん取り入れようと考えています。言い換えれば、既存のお客様を大事にしながら新しいお客様をつくる、新しい技術をお客様にご提供し、新しい市場をつくる。こういうことをやり続けて、100年企業を目指します。

アマノのオフィスに掲げられている同社の社訓「鈍根運」。正しい行いを根気よく続けることで運が開けるという意味とのこと
アマノのオフィスに掲げられている同社の社訓「鈍根運」。正しい行いを根気よく続けることで運が開けるという意味とのこと

津田さんのお話からは、もともとリーダー気質を持たれていたのだと感じられますが、生い立ちの中でそのような素質が養われたのでしょうか。

津田:実家は滋賀県の田舎の兼業農家で、5歳年上の兄がいます。田舎ですから、何でも長男が最優先されて、次男の私は放ったらかし。かなりのんびり過ごしていましたよ。将来はどうしようということも考えていなかったですね。

(後編に続く。後編の掲載は10月10日の予定です。構成:片瀬京子、編集:日経トップリーダー

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