3000店舗の達成と、10店舗に1店舗を旗艦店として、そこを在宅医療の拠点にすることを目標にされていますね。

杉浦:その通りです。ドラッグストアに世の中が求めるのは、そういうことになると思うからです。

 高齢になって、病院へ行くほどではないけれど、病気になりそうな方、ならないように注意したいという方はたくさんいます。その予防の部分を、在宅での医療と共に、トータルで各店舗で担いたいと思っています。病気予防から健康維持までが、ドラッグストアの使命だと思っています。

次世代経営者には、目標の確実な達成を求める

病院経営などを手がけるつもりはありませんか。

杉浦:餅は餅屋だと思います。薬局というのは、健康保険証を持たなくても来られて、相談できる場ですから、その範囲でできることを充実させていきます。

 口で言うのは簡単ですが、現在の1000店舗強から3000店に到達するには、やらなければならないことがたくさんあります。これから5年間は、今、申し上げたような目標をしっかり達成することに力を注ぎます。この仕事は知識や技術がなければできない仕事ばかりなので、そのあたりもレベルを上げていきたいと思います。

3月1日から、ご長男の杉浦克典氏が事業会社であるスギ薬局の社長に就きました。創業者として、次世代に期待するのはどんなことですか。

杉浦:掲げた目標を確実に達成していくことです。まずは店舗を1500まで増やして、それから2000に増やしてと、3000店舗体制に向けて、階段をしっかり上ってほしいと思います。

(構成:片瀬京子、編集:日経トップリーダー

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