ものを変えて、流通を変えて、経営を変える

川島:このプロジェクトを継続・発展させていく母体として、百田さんが社長となって、2016株式会社を設立したと聞きました。

百田:「2016/ project」を本気で世界に向けてプロモートし、有田焼の持っている多様性を世界に向けて発信・流通させることを目指し、昨年5月に、参加企業が資金を出し合って作ったのです。言い出しっぺの責任みたいなものから、僕が社長を務めていますが、こうやってみんながひとつになることが大事だと痛感しています。

川島:会社化するということからも、強い本気度が伝わってきます。

百田:ものを変えて、流通を変えて、経営を変える。この3つが揃わないといけないのです。それも、国内に留まることなく、海外も視野に入れた変革を継続的に図っていく。そのために会社を作ることが必須と考えたんです。

川島:百田さん、何だかかっこいいですね。

百田:いや、このプロジェクトを通して、有田焼の寿命は確実に延びたと思うのですが、僕たちの寿命は縮んだかもしれません(笑)。それくらい、たくさんの山場がありました。だからと言って、これで終わりでもない。逆にこれからが勝負と思っています。

川島:産声を上げたプロジェクトがどう育っていくのか。先行きが楽しみです。国内外で広がっていく好例となってくれれば。応援していますので頑張ってください。

(2016 collection Teruhiro Yanagihara Photography Scheltens & Abbenes)