社長はゴールではなく、スタート

社長に就かせる子会社はこれから設立するのですか。

上林:3年目に当社の採用業務を代行するための子会社を設立し、社長に就任してもらいます。つまり、自分たちの後輩を採用する事業を手掛けるわけです。

 しかし、これだけでは会社は成り立ちません。私たちが発注する採用代行業務以外にどんな事業をやるかは、社長本人に考えさせます。他社の採用代行業務を請け負ったり、内定者の研修事業を手掛けたり、大学生に向けたサービスを提供したりと、人材サービスの分野の中で事業を立ち上げてもらいます。

 社長の任期は1年です。4年目は退任して、1年後輩となる3年目の社員に社長が交代します。社長はゴールではなくスタートだと位置付け、成長の度合いに応じて次のポジションを用意します。

面接官を全社員から選んでもらう

今回の採用活動では「社長確約」に加え、「面接官選択制」という面接方式を採用されましたね。

シェイクの説明選考会。ここを突破すると選択した社員との面接に臨む
シェイクの説明選考会。ここを突破すると選択した社員との面接に臨む

上林:それも特徴の1つです。134人の説明選考会参加者のうち、33人が次の面接に進みました。その学生たちには特設ウェブサイトに掲載されている全社員のプロフィールを読んだうえで、自分で面接官を選んでもらいます。

 公開するプロフィールは顔写真と自分の思いやビジョンだけで、名前や年齢、所属部署などは一切知らせません。「なんのために働くのか」「何を成し遂げたいのか」という働くうえでの志を読んで、面接してもらいたい社員を選ぶのです。

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