レゴブーストはロボット以外にも組み立てられるのですか?

ケント:ブーストには、モーター、タッチセンサー、カラーセンサー、赤外線センサーなどのモジュールが入っています。ロボット以外にも、「ギター」「猫」「3Dプリンター」など7つのバリエーションの製品を作れます。

 それぞれに、サンプルプログラムを用意していますが、発売後も、様々なサンプルプログラムを更新していこうと考えています。また、今回新たな取り組みとして、従来紙で提供していたマニュアルの類はすべてデジタル化して、タブレットやパソコンから参照するようにしています。

玩具というよりも、教育教材に近いのですね。

ケント:いいえ、決してプログラミング言語を覚えるための教材として開発したわけではありませんよ。強調しておきたいのは、我々はあくまでも玩具として考えています。

 狙いは、何よりも子供たちに楽しんで遊んでもらうこと。その一環として、タブレットを使ってレゴブロックを操作する仕掛けを組み込みました。「Learning through play(遊びながら学ぶ)」と我々は呼んでいますが、楽しく遊んだ結果、プログラムの本質が理解できた、というのが我々の理想です。

日本では2018年に発売

マインドストームについては、ユーザー同士が自分たちで考えたプログラムを交換するコミュニティが生まれ、利用者が爆発的に広がりました。そのようなコミュニティの広がりは、レゴブーストでも起きそうですか。

ケント:マインドストームの成功体験はなるべくレゴブーストでも取り入れていきたいと思っています。マインドストームのコミュニティはユーザー同士が自発的に大きくしていった経緯がありますが、レゴブーストでも同様のコミュニティが生まれると素晴らしいと思っています。

 既に、MITのスクラッチにはコミュニティがあり、面白いプログラムも投稿されています。こうした資産も、うまくレゴとつなげていけたいと考えています。

価格と発売時期はいつですか。

ケント:値段は、159.99ドル(約1万8000円)で2017年8月に欧州と北米で発売します。2018年には、日本を含むアジア地域での発売も予定しています。マインドストームはレゴ史上有数のヒットシリーズになりました。レゴブーストも、それを超えるヒットを狙っていきたいですね。