本田圭佑流、人材確保の方法とは

どういった方が現地に行かれているのですか。サッカー関係者でしょうか。

<b>神田 康範(かんだ・やすのり)氏</b><br />HONDA ESTILO執行役員/SVホルン副会長兼CEO。大学卒業後ブリヂストンスポーツに入社し、アメリカでゴルフのマーケティングに携わる。サニーサイドアップを経て、HONDA ESTILOへ入社。
神田 康範(かんだ・やすのり)氏
HONDA ESTILO執行役員/SVホルン副会長兼CEO。大学卒業後ブリヂストンスポーツに入社し、アメリカでゴルフのマーケティングに携わる。サニーサイドアップを経て、HONDA ESTILOへ入社。

神田:サッカー関係の方ではありません。実は飛び込みで、本田に対してアフリカで取り組みをしたいと連絡をしてきた人がいるんです。本田はそういった人の話もちゃんと聞くのです。その方はアフリカが好きで、その後は本田が直接連絡をしていました。彼は最初は自腹で調査に行くと言っていて、現在は社員になっています。まるで昔テレビで流行った「電波少年」のような話ですよね。

確かに電波少年的ですね。おいくつぐらいの方なんでしょうか。

神田:大学を卒業したばかりで23〜24歳です。でも本田は、そういった方の話もちゃんと聞いて評価するんです。

 また例えば僕は先日筑波大学で講演をさせていただいたのですが、早速何人かの若者がメールしてきました。その中からインターン生が生まれるかもしれませんね。

ちなみにSVホルンには現在何人ぐらいのスタッフで運営しているのですか。

神田:オーストリア人のボランティアが凄く多いのですが、社員としては8人で運営しています。そこにプラス、インターン生が2人います。インターン生は多い時には3、4人いますね。我々は選手だけに夢を与えるのではなく、スポーツビジネスに入っていきたいという若者にも夢を与えたいので、彼らを受け入れていきます。

アメリカ進出は本田選手の長年の夢

アメリカ進出についてお聞きします。今年1月1日より育成世代の新クラブ「SOLTILO FC Los Angeles」をロサンゼルスに立ち上げられました。既にトライアウトは昨年末より開始されています。U-6(6歳以下)からU-14(14歳以下)まで9つのチームで構成されています。思い返せば一昨年の12月もロサンゼルスのプロサッカーチームであるロサンゼルス・ギャラクシーのホームスタジアム、スタブハブ・センターでサッカースクール『ZOZOTOWN presents HONDA’s SOLTILO SOCCER SCHOOL in LA』を開催。本田選手が約100人近い小学生に直接指導を行いました。アメリカへの並々ならぬ思いを感じます。

神田:アメリカだけでピラミッド型の育成組織が成立するようにしたいと考えています。我々としてはチャンスがあったら広げていき、将来的にはアメリカでプロチームを持ちたいと考えていて、常にそこにはアンテナを立てています。どの場所になるかは今のところ全然分からないですけれども、いろいろな可能性を模索しています。

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