校長先生が小僧に見えるお年頃
小田嶋:そうしたら、でかい方の式典に出てきたやつが、「校長が小僧に見えた」ということを言っていた。
岡:つまり、我々からしたら、校長先生がグンと若い人になっているんだよ。
小田嶋:それは、俺たちが年寄りになったということもあるし、今時分の学校は校長先生を年功序列じゃなくて、優秀さで選ぶようになったということもある。
最近では千代田区立麹町中学校で、「宿題なし、固定担任制も中間・期末テストも廃止」を標榜する校長先生が話題になりました。
小田嶋:公立の王道みたいな中学で、ビジネスイノベーションみたいなことが語られるようになっている。
岡:渋谷区長だって若いんだよ。博報堂出身の40代。
小田嶋:だいたい、お巡りさんに「ちょっと」と、止められると、相手は全部若いからね。素直に「ごめんなさい」と、言いにくいんだよね。
何をやって止められているんだか……はさておき、小田嶋さんは同じことを10年前からボヤいていました。
小田嶋:だから、ますますそうなっている、ということです。
岡:僕は、その同窓会の分科会以来、ずっと風邪をひいているの。
小田嶋:ああ、あれ、外で行われたから。確かに寒かったよね。
岡:秋の夜に戸外って、あり得ないでしょう。
文化祭みたいですね。
小田嶋:ほぼ文化祭の打ち上げでしたね。秋の繁忙期によく会場が取れたよね、ラッキー、ということだったんだけど、何とかガーデンという感じの、オープンエアな場所で、それは夏場は気持ちいいでしょうけれども、何でひざ掛けがあるの? という。
岡:めちゃくちゃ寒かった。
小田嶋:そりゃ、幹事が会場を押さえるのは大変だといっても、空いているに決まってるじゃん、って。
岡:ストーブが何機かあったんだけど、それはやっぱり女性陣が独占しますよね。僕は震えながら、我慢するしかなかった。それで次の日から、リンパ腺が腫れてきちゃってさ。
え、おじいちゃま、大丈夫?
岡:なによ、それ。
小田嶋:今年の風邪は長いというしね。
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