日本経済にとって喫緊の課題であるサービス業の生産性向上。長らく議論はされてきたけれど、なかなか有効な方法論が見えてこない。そこで、斯界のプロ、内藤耕氏がサービス業の生産性向上の考え方、進め方を分かりやすく解説します。作業効率化と生産性向上は同じなのか。サービス業と製造業では、生産性を上げる方法は違うのか。目からウロコの「生産性向上原論」をお届けします。
シリーズ
サービス業の生産性向上原論

完結
5回
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労働時間を「貯金」できる新たな管理法
サービス業は仕事の平準化が難しいとされ、時短もなかなか進められないと思われている。新たな労働時間の管理法「稼働対応労働時間制」は、この問題を考えるときに役立つ仕組みだ。
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仕事の無駄は数値でつかむ
山梨県の健康ランドが、4年前から現場改革に取り組んでいる。客数のばらつきに対応するには、どんな働き方ができるか。日々の分析で見つけた無駄を排除し、労働時間を短縮した。
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サービス業の人手不足は嘘なんじゃないか?
「人手不足は思い込みで、実は人が余っている例が多い」と指摘するサービス産業革新推進機構の内藤耕代表理事。人材配置の無駄は、データを基に考えれば必ず解は見つかるという。働き方の無駄の見つけ方を教えてもらう。
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スーパー売り場にヒントを得たトヨタ生産方式
日本経済にとって喫緊の課題であるサービス業の生産性向上。なかなか有効な方法論が見えてこない。この分野の研究を続ける内藤耕氏は、サービス業を科学的なアプローチで解明し、生産性向上に道筋をつけつつある。その中身に迫る。
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作業時間と労働時間の違いが分かりますか?
日本経済にとって喫緊の課題であるサービス業の生産性向上。なかなか有効な方法論が見えてこない。この分野の研究を続ける内藤耕氏は、サービス業を科学的なアプローチで解明し、生産性向上に道筋をつけつつある。その中身に迫る。
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全8回