日経ビジネスRaise賞はファームノートの小林晋也社長
今回の日本イノベーター大賞では、日経ビジネスがスタートした読者の声をアクションにつなぐ議論の場「日経ビジネスRaise」を活用した部門賞も新設した。創業5年以下のスタートアップ起業家を対象にした「日経ビジネスRaise賞」だ。選考には日経ビジネスRaiseのコアユーザー(オープン編集会議メンバーら)や取材協力者が参加し、日経ビジネスRaise賞受賞者のほか、高い評価を集めたスタートアップの経営者を「日経ビジネスRaise賞ベスト5」として決定した。
- 岩野和生
三菱ケミカルホールディングス 執行役員チーフ・デジタル・オフィサー(CDO) - 兼元謙任
オウケイウェイヴ 代表取締役会長 - 小泉文明
メルカリ 取締役社長兼COO - 杉田浩章
ボストン コンサルティング グループ(BCG) 日本代表 - 千葉功太郎
Drone Fund ゼネラルパートナー - 辻 庸介
マネーフォワード 代表取締役社長CEO - 村田祐介
インキュベイトファンド 代表パートナー - 森川 亮
C Channel 代表取締役社長 - 米倉誠一郎
法政大学大学院 教授・一橋大学 特任教授
(敬称略、50音順)
自薦・他薦を含む数十社の候補者のなかで、日経ビジネスRaise賞に選ばれたのは、畜産・酪農業界にIoT(モノのインターネット)を導入したファームノートの小林晋也社長。発情など牛の体の変化を、センサーなどを駆使して察知し、健康に関するデータを収集・分析してスマートフォン上で一括管理できるクラウド型の管理システムを開発した。
- ◆日経ビジネスRaise賞 小林晋也氏 ファームノート 代表取締役
「畜産にIoTを導入、牛の健康を一括管理するシステムを開発した」
初期投資にかかる費用が大きく、健康管理がデリケートな和牛や乳牛の生産現場のリスクを低減するとともに生産性向上に貢献した点が、日経ビジネスRaiseのコアユーザーなどからの支持を集めた。