シリコンバレー支局

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米アマゾン、ベゾスCEOの最後となる株主への手紙を公開
米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)は在任中最後となる株主への手紙を公開した。4月15日に米ウォール・ストリート・ジャーナルなどが報じた。文中では従業員を成功に導くためにはどのような価値を創造すべきか明確にした上で、より良いビジョンを示す必要があることを強調した。4月9日にアラバマ州の物流施設で行われた労働組合結成の是非を問う投票では70%以上が反対票を占め否決された。投票結果を受け安堵したわけではないと述べている。ベゾス氏は1994年の創業以来務めてきたCEOを今年第3四半期(2021年7~9月)に退き、取締役会長に就任すると2月に発表した。
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米デルが米ヴイエムウェアの持ち株520億ドル相当をスピンオフ
米デル・テクノロジーズは4月14日、保有する仮想化ソフトウエア大手米ヴイエムウェアの株520億ドル相当をスピンオフすると発表した。米ウォール・ストリート・ジャーナルなどが報じた。ヴイエムウェアは特別配当として現金で115億ドルから120億ドルを株主に支払い、うちデルには93億ドルから97億ドルが支払われるという。デルは81%のヴイエムウェア株式を保有しており、今回の配当金は負債の支払いに当てるという。
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米コインベースの上場前参考価格が250米ドルに
ナスダック市場は、暗号資産(仮想通貨)交換会社大手の米コインベース・グローバルの上場前に示す参考価格を250米ドルに設定したと発表した。4月13日に米ウォール・ストリート・ジャーナルなどが報じた。これは今年の第1四半期に未公開の株取引市場である「ナスダック・プライベート・マーケット」で取引された1株343.58米ドルの価格を下回る。コインベースの企業価値は650億米ドルを見込み、2018年に試算されていた80億米ドルを大きく上回る評価を得ている。同社は新株を発行せず、既存の株式だけを取引所で直接売却するダイレクトリスティング(直接上場)の形式を取り4月14日に上場する予定だ。
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米エヌビディアがサーバー向けCPU製造でインテルに挑む
米半導体大手のエヌビディアは4月12日、英アームの技術を利用したサーバー向けCPU(中央演算処理装置)の製造を開始予定だと発表した。ロイターなどが報じた。データセンターのサーバー向けCPU市場で世界最大の米インテルにとって、エヌビディアはこれまでで最大の競合となる。エヌビディアは400億ドルでのアーム買収を計画しており、現在反トラスト法(独占禁止法)違反のレビューが行われていることも状況を複雑化させているという。この発表後、エヌビディアの株価は2.6%上昇、インテルの株価は4%下落した。
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