米アマゾン・ドット・コムが、新型コロナウイルスのワクチン接種を同社従業員に優先して受けさせるよう米政府に要請したと、ロイターが12月16日に報じた。物流施設や食品スーパー、データセンターなどで働く従業員は米国人の生活維持に不可欠な「エッセンシャルワーカー」だとし、速やかな接種の必要性を訴えたとする。米国では医療従事者や高齢者施設の入居者から接種が始まっている。アマゾンの幹部は、「その次はエッセンシャルワーカーだ」と述べているという。アマゾンの米国従業員数は約80万人で、米ウォルマートに次ぐ規模。全米小売業協会(NRF)も業界を代表し同様の要請を行ったという。