米フェイスブックは仮想通貨「リブラ」に関して、規制上の懸念を解消し、適切な承認を得るまで発行しないとの考えを示した。16日に開く公聴会を前に、上院銀行住宅都市委員会がフェイスブック幹部のデビッド・マーカス氏による証言の事前原稿を公開した。同氏はリブラが決済手段であり、投資のためではないと強調。法定通貨と競争したり、金融政策の領域に介入したりする意図はないと表明した。マネーロンダリングの防止やテロ資金対策で規制当局や中央銀行、議員らの取り組みに協力していく方針も示した。