顧客情報管理(CRM)大手の米セールスフォース・ドット・コムは10日、データ分析ツール大手の米タブローソフトウエアを買収することで、同社と合意したと明らかにした。買収はすべて株式交換で行い、総額は157億ドル(約1兆7000億円)相当。米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、セールスフォースとして過去最大の買収となる。タブローは企業向けデータ分析ツール「Tableau」を提供している。買収手続きは、2019年8〜10月期中に完了する見通し。タブローを取り込むことで、企業のデジタル変革の推進にこれまで以上に大きな役割を果たすとしている。