米マイクロソフトは3月31日、米陸軍にAR(拡張現実)端末を供給すると発表した。米CNBCなどが報じた。供給する端末はARヘッドセット「ホロレンズ」の大幅カスタム版で、その取引額は今後10年間で218.8億ドルにも上ると見込まれている。兵士は「ホロレンズ」を利用することで戦闘はもちろん、稽古やトレーニングまで1台で行えるようになるという。マイクロソフト従業員からは今回の契約に否定的な声もあり、同社へ向けられた公開書簡では「我々は武器を開発することに応じた覚えはなく、成果物の用途に関して発言権を要求する」と書かれていた。サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)はこれに対し、「民主主義の元に選ばれた米軍のような機関に技術を提供することは道義的である」とコメントしている。また、米軍は「AR技術は民間人を巻き込まずに敵軍のみを標的とする助けになる」と提言した。