未公開企業や他社の事業を買収することだけを目的とする「SPAC」により、スタートアップ企業の資金調達が変わりつつある。米ウォール・ストリート・ジャーナルが2月26日に報じた。ヘリコプターのような自動電気車両を開発する米カリフォルニア州のスタートアップ企業、アーチャー・アビエーションは2月、SPACと合併し上場すると発表。創業わずか3年目で収益前かつ乗客を乗せる車両もない段階の同社の評価額は27億ドルに上るという。通常、スタートアップ企業は製品やサービスを立ち上げ、ある程度利用され認知を得られるまでの初期段階で資金繰りに苦労する。SPACにより、あらゆる投資家がスタートアップ企業へ投資できることになったが、利益につながると同時に大きなリスクも伴うと警告している。