米ウォール・ストリート・ジャーナルは12月10日、米アマゾン・ドット・コムが2025年までにクラウドコンピューティングの再教育プログラムを世界の2900万人に無償で提供すると報じた。同社は19年、7億ドルを費やして自社の米国従業員10万人にクラウドのスキルを学んでもらう制度を始めると発表した。今回は、社内だけでなく非営利団体や学校などと提携し、対象をさらに広げる。クラウドコンピューティングの人材は、同社のクラウド子会社のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の顧客企業などで需要が高まっている。受講者はアマゾンやAWSはもちろん、こういった企業で就職しやすくなるメリットが望める。