米ニューヨーク・タイムズは29日、米ボーイングのデニス・ミューレンバーグCEO(最高経営責任者)が2件の事故後、初めて米議会上院の公聴会で証言したと報じた。議員からの質問は同CEOが事故前、「MCAS」と呼ばれる機体の自動制御システムの不具合について知っていたかどうかに集中。16年11月に送られた、同システムの不具合を指摘したテストパイロットのメールが今月、メディアの報道で公になっていた。同CEOは「メールについて知ったのは2件目の事故の直前だったと記憶している」と打ち明け、「我々の間違いだった。心より深く謝罪する」とわびた。