ロイター通信は9月14日、2020年の世界におけるM&A(合併・買収)合計額が早くも2兆ドル近くに上っていると報じた。けん引しているのがテック企業で全体の5分の1を占める。中でも米エヌビディアがソフトバンクから買い取る英アームの買収額の400億ドルが効いた。危機の直後はM&Aが増えるとされてきたが、20年合計の1兆9700億ドルは、金融危機のあった09年の1兆2600億ドル、10年の1兆6000億ドルをすでに超えている。