米ウォール・ストリート・ジャーナルは8月29日、米ゼネラル・モーターズ(GM)の18億ドルにも及ぶ同社の電気自動車(EV)「ボルト」のリコールが同社の“EV押し”に陰りを見せていると報じた。同社は7月に2017~19年製のボルトをリコール後、8月にその対象を5年前の生産開始からの全車、14万2000台に広げた。欠陥が見つかったのは車載電池で特殊な環境下で発火する恐れがある。同社は所有者に屋内で充電せずに屋外に駐車するよう要請し、所有者からは「外に駐車しても怖くて寝付けない」などの苦情が米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)に数多く寄せられている。車載電池はEV部品の中でも最もコストが高いためリコール費用はGM史上最高額となった。またGMは供給元である韓国LGエネルギーソリューションから発火の心配のない部品が調達できることを確認できるまでリコール車の修理も始められないとしている。