6月16日にスイスのジュネーブでロシアのプーチン大統領との首脳会談を控えているバイデン米大統領は14日、「米国はロシアとの対立を望んでいるわけではないが、ロシアが引き続き(他国への)敵対行為をやめないのであれば相応の行動に出る」と話した。米ニューヨーク・タイムズが14日に報じた。北大西洋条約機構(NATO)の加盟国首脳の一部からは、ロシアによる東欧での侵略行為が続く中でプーチン大統領と会えば、それだけで同大統領に報酬を与えているように映るとの批判が出ている。13日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)では「対中国」での結束を確認したが、NATO加盟国にとってロシアは「遠い中国」よりも大きな喫緊の脅威。米ロ会談でのバイデン氏の対応に注目が集まっている。