ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、同日に開かれたテスラの株主総会で、企業統治を高める目的で取締役会が提案した2つの議案が否決されたと報じた。1つは取締役の任期を3年から2年に短縮することで、もう一つは決議要件を通常よりも厳しい「スーパーマジョリティー」から必要とされる最小限を満たしていればよいとする「シンプルマジョリティ―」に変更すること。これら2つの議案が否決されたことから、今後もテスラ株の20%を保有する同社CEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏が実権を握ることになる。