ウォール・ストリート・ジャーナルは30日、仏ルノーと欧米FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の統合がうまくいく方法は「歴史が教えてくれる」と報じた。学ぶべきが「悪い統合の教科書」として知られる1998年の米クライスラーと独ダイムラーの統合。両社のCEOは統合会社の名前でどちらの社名を前にするかでもめた。統合で製造コストの削減などシナジー効果は出せるものの、「平等の統合なんてものはない。必ずどちらかが統治者となる」と識者は指摘。相手企業の心理を考え、うまく経営する必要があるという。さらに、近年は自動車業界の競合相手がIT企業などに広がっている。「統合で出せるシナジー効果は既存事業の延長線上でしかなく、勝ち残るにはそれでは足りない」と別の識者は指摘する。