米ウォール・ストリート・ジャーナルは5月23日、米疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルスのワクチンを接種した人のマスク着用の規則を緩和したことで、再び食品スーパーに勤務するスタッフが全米を巻き込む議論にさらされていると報じた。CDCの緩和に基づき、米クローガーや米ウォルマートなど、多くの食品スーパーチェーンがワクチン接種者への店内でのマスク着用義務を撤廃した。問題は、マスクを着用せずに入店した人が本当にワクチンを接種したかどうかを確認しづらい点にある。食品スーパー「セーフウェイ」でレジを担当するイレーン・ライオンさん(60歳)は、ある顧客にマスクを鼻まで上げるよう依頼したところ、その後、逆恨みしたその顧客に脅迫されたという。「自宅にまだワクチンを接種していない家族がいるので、(自分はワクチンを接種していても)油断できない」とライオンさんは話す。パンデミック直後も在宅勤務をする消費者のために勤務を続けたスーパーのスタッフが、再びリスクの高い状況に置かれている。
「マスク着用」巡り米で論争再び、食品スーパー火中に
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