サンフランシスコ市の管理委員会は米主要都市で初めて警察や市の機関が顔認証技術を使用することを禁じる法律を制定する。来週、2回目の投票を実施するが形式的なものになる可能性が高い。ニューヨーク・タイムズが14日に報じた。同技術は、メリーランド州で起きた大量殺人事件の犯人を特定するのに用いられたことで、警察で採用の動きが進んでいた。一方、政府機関が乱用すれば米国が監視社会に傾く可能性があると反対する市民団体の声もあった。デジタル技術で先端を行く同市で下された決断は今後、全米に広がる可能性もある。